8月17日 違う、そうじゃない

 

金曜が期限の仕事を今日中に終わらせたかったけど、やる気がNullったので潔く諦めた。会社を出た時のクソデカ爽快感を噛みしめつつ、お昼に買って深さ4cmくらい残したお~いお茶を一気に飲み干し、マスクの下にニヤニヤを隠しながら最寄り駅へ向かった。

 

 

ホームに降りるとタイミング良く電車が来て、僕は流れるようにドアへ吸い込まれた。僕が乗る区間はずっと同じ側にホームがあるので、その反対側のドア横の1.5人分くらいのスペースにインした。車内はこの時間にしては空いていた(平時東京比)。

 

次の駅でたくさん人が乗って来た。おや、ベビーカーを押してる女性も。車いすやベビーカー用スペースがある車両もあるが、そこまで行く時間は無かったのだろう。僕は自分のスペースがベビーカーにちょうどいいと思い、その場所から離れた。さすがにはみ出るだろうが、通路にベビーカーがドーンと置かれているよりはマシだろう。こっちのドア開かないし。よし、まっすぐこちらにベビーカーが向かってくる。そのままここにすっぽりと...

 

...僕が離れた瞬間、斜め前にいた大学生くらいの女性がすごい勢いでそのスペースに駆け込んでいった。お前いつから狙ってたんだよ。反応良すぎだろ。盗塁かよ。

お前のために空けたわけじゃないんだが......

僕はガチで引いて一瞬立ち止まってしまったが、ベビーカーの女性もちょっと困惑したような様子で止まってしまった。大学生(決めつけ)はスマホをいじりながら周囲を見渡しているが、特に何も感じていないようだった。「東京の人は思いやりがない、冷たい」とよく言われているけど、中にはマジでそういう状況に気づいてない死ぬほど鈍感な人もいるんだろうなと思った。

 

そして直後に自分も「思いやりがない、冷たい」と言われる側の人間だと気づいた。僕はあのスペースを離れる時に、ベビーカーを押す女性に一声かけるべきだった。声を出さずとも、どうぞとジェスチャーをするだけでよかった。そうすればさすがに抜群のスタートを切ったランナーも止まったはず。僕が思いやりの心を持っていたとしても、結果が伴わなければ、冷凍都市TOKYOの一住人でしかないのだ。

 

ブログだけじゃない、リアルなアウトプットが、僕には足りていない。ベビーカーの女性には本当に申し訳ないことをした。ごめんなさい。僕は冷たい東京人でした。

 

今日は反省が多い一日だった。明日は良い日になるよね。

 

...ロコちゃんがいてくれたらなぁ

 

おやすみなさい( ˘ω˘ )