一部の人に挨拶するのをやめた

 

早朝、窓に雨粒がぶち当たる音で目が覚めた。出勤の時間は台風の接近と重なっており、外は大荒れだった。いつも起きてから3分くらいベッドの上に座り込むのだが、悪天候の中最寄駅まで歩くことを思うと腰がめちゃくちゃ重くなり、10分くらいぼーっとしてしまった。そうこうしているうちに雨が急に止んだので、今しかないということですぐに朝シャンして準備をして外へ出た。しかしその直後、再び雨が降ってきた。しぶしぶ折り畳み傘を開き、駅まで重い足取りで歩き出した。

道中、傘をささずに走る人や自転車を目撃した。多分さっき一瞬止んだ隙に外へ飛び出した人たちだろう。しかし、たとえそうだとしてもこの天気で傘を持たずに出るのはなかなか勇気のいる選択だなぁと思った。折り畳み傘くらい持っておけばいいのに。

 

 

 

僕は同じフロアの社員とすれ違った時に挨拶をしているが、決まって反応しない人がいた。特に年次が上の人。反応が返って来なかった時、少なからず不快感を覚えていることに気づいたのは、今年に入ってからだった。しょーもないことだなぁとも思うが、こういう不快感が蓄積されるのは大変よろしくない。ということで、半年くらい前からいつも反応がない人に挨拶をしないことにした。向こうがそのことに気づいているのかはわからない。何はともあれ、僕はしょーもない不快感を覚えなくて済むようになった。デカい声で挨拶しても反応がないなら、する意味がない。その人からの評価ガーとか、することに意味があるとか言われそうだけど、不快感を覚えて消耗していく自分の気持ちを守ることと天秤にかけた結果、挨拶しないという選択をとることにした。

観察すると、僕が挨拶をしないことにした人は若手の挨拶に一切反応していないことがわかった。どういう理由で無視するのかはわからないが、威厳を保つとかそういう類のことだったら死ぬほどダサいなぁと思った。相手は多分挨拶されることを望んではいないし、仮に望んでいるのだとしても僕にとっては関係ない。僕は反応ない人に挨拶をしない。なぜなら僕が不快だから。現在、挨拶しないリストの登録者数は2人。これ以上増えないことを祈る。

 

 

 

帰りはめちゃくちゃ寒くて辛かった。寒いのが辛かったのか、夏が死んだことが辛かったのか。

 

体を壊さず越冬したい。

 

おやすみなさい

あいさつ、だいじ