ただの日曜日

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朝から映画を観に行こうと思っていたが、起きた時点で上映開始から3600秒が経過していた。だが、起きた直後にあの忌々しいやっちまった感を感じなかったのはなぜだろう。それはおそらく、もっとひどい寝起きを無数に経験しているから。朝から映画を観に行くというのは、絶対の目標ではなかった。僕はただ、朝からちゃんと活動したかっただけなのだ。

 

 

日曜朝としては上々の滑り出しをキメた僕は、いつものようにPCデスクへと向かった。土日は朝食について考えることをやめている。慣れた手つきでブックマークバーからUberEatsを開き、朝マックを注文した。家から最寄りのマックまではカップ麺ができあがるくらいの時間で行けるが、多少なりとも準備しなければならないのがだるい。別にマックに行くくらいなら何もせずそのまま行けばいいのだろうが、いくらその辺にいる人が知らない人で二度と会うことがないのだとしても、その人たちの日曜朝に「みすぼらしい姿でマックに並んでいる人がいた」という記憶が一瞬でも刻まれるのは不名誉なことだ。僕は世間体というものを意識したことはないと思っていたが、これがいわゆる世間体を気にするってやつなのかもしれない。

 

 

朝マックを食べながら、僕は一応宅建の勉強をした。誰かに監視されているわけでもないのに、なぜやりたくもない宅建の勉強をするのだろうか。勉強しているテイにしないといけない理由はなんなのだろうか。誰に結果を知られるわけでもないのに。「高い受験料を払ったんだから」とか「受けるからには」みたいなしょーもない理由ではない。そんなのどうでもいい。やりたくないならやらなければいいのだ。...ではなぜ??

こんなことを考え出したので、勉強は2時間ほどで切り上げた。よく2時間も勉強したと思う。朝から活動できたという達成感だけで今日の精神的収支はプラスだ。さらにやりたくもない勉強をしたことでダメ押し。もしかしたら僕は、このために勉強していたのかもしれない。自分を褒め、達成感を得るために。

 

 

12時を過ぎた。午後に何をするかはノープランだったが、外へ出るという最低限の目標が小さく掲げられていた。準備をして電車に乗り、川へ向かった。わざわざ川へ行く必要はなかったが、なんとなく川沿いを歩きたい気分だった。音楽を聴きながら歩くと、ピッチはその時聴いている音楽に多少なりとも影響を受ける。さすがに川沿いはゆったり歩きたかったので、緩い曲を聴いた。

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1時間半くらい歩いて、駅まで戻ってきた。別に1時間半で戻ってこようと思ってたわけではなく、歩きたいだけ歩いて、適当に戻ったら1時間半だったというだけだ。

 

15時。帰ってきたらお腹が少し空いたので、コンビニでカツサンドを買い、アマプラで映画を観ながら食べた。なんとなくバリー・シールを観た。やっぱり片手間に観るには最適なコメディ映画だなぁ。実話に基づく作品だけど、そういうことは考えない方がいい。何も考えずに観る、最高の娯楽作品。

 

 

これ以降、特に変わったことはなかった(これ以前もないけど)。ゲーミングチェアの上で少し寝てしまったせいで、こんな時間まで起きている。明日は仕事。3連休が控えているので、僕は負けない。

 

さすがに眠いので寝る。

 

今週こそデリシュ!を観に行きたい。