南国～雪国旅行2023 後編
2月は忙殺の翁。
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↑の続き。中編から17日経ってるのを見てさすがに焦ったよね...
それにしても中編のサムネがハードオフなの意味わからなくて笑う。沖縄旅行感ゼロ。
火曜日
前日深夜2時まで飲んでいたので、さすがに爆睡の翁。チェックアウト時間いっぱいの12時までホテルへ滞在してしまった。旅先で午前を潰してしまう痛恨のプレー。友人2人のうち1人は昼の飛行機で帰京。残された僕たちは15時頃に栄町市場へ行ってせんべろをブチかますことにした。まだ店が全然開いてなかったけど、うろついてたら「早めに開けるからおいでよ」と言ってくれた店があったのでそこへ滑り込んだ。ザス！！！！！
奥から島唐辛子、ヨモギ、ノーマル。島唐辛子のソーセージが美味杉田玄白。無限オリオンビールに拍車がかかる。
骨どんのアタマという謎のメニューが最高に酒に合った。骨から身を削ぎ落して食べる。死ぬほど食べづらいけど死ぬほど美味い。手前の卵黄をつけるとすき焼き感が出てさらにブチ上がる。美味すぎて2つ頼んだ。その3倍くらいオリオンビールを飲んだ。僕はこんなに楽しい旅行先でダイエットのことなんて考えるようなストイックな人間ではないので、後先考えず暴飲暴食の限りを尽くした。
暗くなった。2人とも夜の飛行機で沖縄を去る予定だったので、意外と時間がないことに気づいた。骨どんのアタマを無限に食いたい欲を必死に抑え、ゆいレールで那覇空港へ。ささっと保安検査場を突破。平日夜は全く人がいない。友人の飛行機は僕より1時間くらい早かったので、搭乗口まで見送りに行った。ふざけ倒す友人の姿が消えるまで動画を撮った。
フライトレーダー24で友人が乗った飛行機の離陸を見届けて、自分の飛行機の搭乗口へ。彼は羽田へ向かったが、僕はピーチでKIX*1へ。ここから僕の旅は後半戦へ突入する。
日付が変わる直前くらいに梅田へ着。KIXから大阪駅までの電車の中でホテルを確保していたので、チェックインして風呂に入って即寝てしまった。酒を飲まなかった夜は久々だった。まあ沖縄を発つ直前まで飲んでたけど。
水曜日
大阪は数年前まで住んでたので観光する気ゼロ。10時頃にチェックアウトして、富山へ。
青春18きっぷで移動していた貧乏学生時代を思い出した。特急を使うなんてBIGになりましたねぇ*2。
平日の昼ゆえにガラッガラの車内で、大好きな柿の葉すしとスーパードライをいただく。奈良のお寿司。
醤油とか無しで食べるお寿司。柿の葉の香りと程よい塩味が本当に美味しいので、関西圏へ来たら是非食べてほしい。オンラインショップ*3もあるので遠方でも是非。ちなみに日本酒にドチャクソ合います。
冬の琵琶湖畔を北へ爆走。
前日まで気温20度の沖縄にいたとは思えないこの雪景色。クソ狭いけどいろんな景色が見れる日本が好き。
有名な鼓門。ライトアップされるととてもきれい。ちなみに鼓門の反対側はこうなっている。↓
地方都市出身者として、親近感を覚える駅前。THE・地方都市。
時間的にメシ屋がやってなかったので駅周辺を適当にぶらついて、北陸新幹線で富山へ向かった。
今日の宿は駅前のホテル。
ホテルへチェックインして、即外出。目的を果たすために。
はい、僕の好きなラーメントップ3にランクインし続けている「西町大喜」。
いわゆる「ブラックラーメン」ってやつだけど、そこらのブラックラーメンでは絶対に味わうことができない破壊力を持っている。他にもいろんな店があるけど、西町大喜がずば抜けてしょっぱくてずば抜けて美味い。ライスは必ず頼みましょう。幸せになれます。遅い時間に行くとライスが売り切れている場合があるので要注意。個人的には上に乗ってる厚めの輪切りネギとメンマがたまらない。通信販売してくれお願いだから！！！！メンマだけでもいいから！！！！！！
あまりの美味さにむせび泣きながらホテルへ戻り、金沢駅で仕入れた「圓八」のあんころ餅を食べる。いや～、ほんと美味しい。金沢へ寄ったら必ず食べてる。駅の中でも買えるしコンパクトサイズなので、旅のお供にどうぞ。
↑中はこんな感じ。
1時半頃眠くなって就寝。
木曜日
前日とは打って変わって快晴。
本州を襲っていた最強寒波は去り、けっこう暖かくなった。体感では沖縄初日くらいの気温*5。
昼前にチェックアウトした僕は、とりあえずお昼ご飯を食べにここへ。
せっかく富山にいるのに海鮮とか食べないのはもったいない！！！というお叱り(？)の言葉を受けそうだが、西町大喜は富山でしか食べることができないのだ。海鮮はレベルの差はあれど東京にいても食べられる。この状況で天秤にかけたら西町大喜が勝つのは必然。だって富山に行かないと食べられないんだもん！！！！！！！
書きながらよだれが止まりません。店内には芸能人の色紙がたくさん。
どう考えても好みがわかれるラーメンなので、みんなちゃんと美味しいと思って食べたのか気になる。
今日も大喜は美味しかった。HAPPINESSを帯びながら外へ出ると、遠くに立山連峰が薄っすらと見えた。非日常的な景色にテンション上がる。
すぐそばにあった富山市立図書館・ガラス美術館へ行ってみた。
めっちゃキレイ。隈研吾感あるな～*6と思って調べたらそうだった。
ガラス美術館では「オノマトペで見つける、ガラスの不思議」という展覧会がやっていたのでふらっと入ってみたら、2時間くらい居座ってしまうくらいに楽しかった。
「チクチク」「ふわふわ」「キラキラ」などのオノマトペごとに作品が展示されていて、加工の仕方で大きく表情が変わるガラスの奥深さを楽しむことができた。
今年の6月までやってるので是非。
ヴァーツラフ・レザーチュさんの『White landscape』が印象的だった。
美術館の次は富山城址公園へ。
野面積みは文字通り石を加工せずそのまま積み上げる方式。隙間や出っ張りが多いので登られやすいという欠点があるけど、排水性は高く、頑丈という長所がある(らしい)。
千歳御門は越中富山藩第10代藩主・前田利保の隠居ハウスの正門として1849年に建てられた。明治初期に金持ち農家に買われ、富山市郊外へ移築されて火事や空襲の被害を免れたため、富山城の建物の中で唯一当時の姿のまま現存している。ちなみに当初とは場所が違うし向いてる方角も違うらしい（当時は東へ100mのところにあって西向きだったが、今は東向き）。
城址公園を堪能した後は旅先でのミッションクリアへ。ご当地ハードオフまで歩くことにした。
富山駅から離れれば離れるほど歩道の雪がすごいことになっており、50分で着くはずだったのに1時間半くらいかかった。
富山のハードオフはなかなかマニアック(？)だった。グヤトーンのLG-80T（Charが初めて手にしたギター）、フロッピーディスクに入ったドリカムの『Eyes to me』『笑顔の行方』*7、トーンノブが無限に回る（原文ママ）ジャンク品フォトジェニックジャズベースなど、見どころ満載。そんな中で僕はREDBURSTというタイのディストーションを購入。YouTubeで試奏動画を探してもタイ語の動画ばかりでわけわからず。珍しいから買ってみた。ちなみにまだ音出してないです。
ハードオフを満喫した僕は、富山駅へ戻るために富山地方鉄道上滝線・朝菜町駅へ歩いた。住宅街の中を突っ切っていて気付いたけど、路地はしっかり除雪されてるんだね。車社会だからみんなでちゃんと雪かきをするのだろう。
富山駅へ帰った僕は、東京行きの新幹線の出発前にあの店へ。
はい。最後は特大+ライス。麺が増えた分しっかり具材も増やしてくれるのは嬉しいね。夜・昼・夜と3回頂きました。幸せです。
20時42分発のはくたかで東京駅へ。
新幹線に乗ったらこれ。旅の終わりもこれ。
帰ってきてしまった...楽しい楽しい6日間でした。
富山も沖縄もすぐ行けるから、今年もう一度行こう。
日本は狭くておもしろい。
